東大講義・教科書紹介
このページでは東京大学前期教養課程で履修できる講義・教科書紹介をしていきます。ここにない講義の詳細については「シラバス」をご覧下さい。
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- 東大で学ぶ「外国語」
- 東大で学ぶ「物質・生命」
- 東大で学ぶ「数理・情報」
東大で学ぶ「外国語」
既修外国語
多くの東大合格者が既修外国語として「英語」を選択することになると思われるので、ここでは英語について述べる。
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
英語一列 | 必修 | 文理 | ◎ | ◎ | 英語能力の向上? | 別名「暗記一列」 略称「英Ⅰ」 |
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英語二列R | 文 | ◎ | 英語リーディング 題材は古代から現代、ジャンルはエッセイや詩からニュース英語まで内容は教官により様々 |
いくつかの講義の中から一つを選択する 定員オーバーで抽選 |
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理 | ◎(※) | |||||||
英語二列PA | 理 | ◎(※) | Active Learning of English for Science Students (ALESS) 英語で科学論文を書く練習をする授業。簡単な実験も自分で行う必要がある |
担当教官は指定される 15人程度の少人数授業 |
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英語二列P | 文 | ◎ | 英語プレゼンテーション ライティング色の強い講義や、英語ディベート色の強い講義など、内容は教官により様々 |
いくつかの講義の中から一つを選択する 定員オーバーで抽選 |
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英語演習 | 文Ⅲ | ◎ | 英語二列Rをもう1回やるような感じ | |||||
英語二列C | 文理 | ◎ | 英語コンプリヘンション 基本的には英語リスニングだが、読解・討論・発表が加わることもあり、内容は教官により様々 |
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中級英語(LS) | B | 文理 | ○ | ○ | ○ | ○ | 聴解・会話 | 20~30人程度の少人数授業 定員オーバーで抽選 第三希望まで登録できるが、必修ではないため、抽選に漏れると履修できない |
中級英語(R) | ○ | ○ | ○ | ○ | 読解 | |||
中級英語(W) | ○ | ○ | ○ | ○ | 作文 |
(※)理科生は、英語二列Rと英語二列PAを、1学期と2学期のどちらかでそれぞれ1コマ(2単位)ずつ履修する。どちらの学期で履修することになるかはあらかじめ決まっている。
初修外国語(第二外国語)
ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語・韓国朝鮮語・イタリア語の中から選択できる。
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
○○語一列 | 必修 | 文理 | ◎ | ◎ | 二外の基礎講義 | クラスごとの授業 | ||
○○語二列 | 文ⅠⅡ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||
文Ⅲ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||
理 | ◎ | ◎ | ||||||
○○語演習 | 文 | ◎ | ◎ | 二外の演習講義 | ||||
○○語初級 (演習) |
B | 理 | ○ | ○ | 二外の演習講義 | |||
○○語初級 (インテンシヴ) |
文理 | ○ | ○ | 二外の実践的練習 2コマで1セット(4単位) |
30名程度の少人数授業 現在のところ、独語・仏語・中国語のみの開講 |
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○○語初級 (□□) |
文理 | ○ | ○ | ○ | ○ | 初級程度の能力を持つ人のための講義 | (□□)=(会話)or(作文)or(表現練習) | |
○○語中級 (インテンシヴ) |
文理 | ○ | ○ | 基本的には、2コマで1セット(4単位) | 現在のところ、独語・仏語・中国語のみの開講 | |||
○○語中級 (□□) |
文理 | ○ | ○ | ○ | ○ | 中級程度の能力を持つ人のための講義 | (□□)=(演習)or(会話)or(作文)or(表現練習) |
第三外国語以降
東大では、2011年度現在、第三外国語として、ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語・韓国朝鮮語・イタリア語に加え、アラビア語・インドネシア語・ギリシア語・サンスクリット語・シリア語・セルビア語・タイ語・トルコ語・ヒンディー語・ヘブライ語・ベトナム語・ペルシア語・ポルトガル語・ポーランド語・モンゴル語・ラテン語・上海語・広東語・台湾語が履修できる。
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
○○語初級 (第三外国語) |
B | 文理 | 開講時期は変動 | 三外の 基礎講義 |
基本的には通年講義 夏学期から始まる講義と、冬学期から始まる講義がある メジャーな言語ならば、どの学期からも始められるが、マイナー言語を履修したい場合には注意 |
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○○語中級 (第三外国語) |
文理 | 開講時期は変動 | 三外の 中級講義 |
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古典語初級 | 文理 | ○ | ○ | ○ | ○ | 古典語の基礎講義 | 基本的には通年講義で、夏学期から開始 ラテン語・ギリシア語・サンスクリット語が受講可能 |
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古典語中級 | 文理 | ○ | ○ | ○ | ○ | 古典語の中級講義 | 基本的には通年講義で、夏学期から開始 現在のところ、ラテン語・ギリシア語が受講可能 |
東大で学ぶ「物質・生命」
物質科学(物理)
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
力学 | 必修 | 理 | ◎ | 古典力学 | AコースとBコース(入試での物理未選択者が希望により選択)に分かれる | |||
電磁気学 | ◎ | ビリビリ | ||||||
熱力学 | 理Ⅰ | ◎ | マクロな熱力学 | 理ⅡⅢは「化学熱力学」 (物質科学(化学)の項目を参照) |
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振動・波動論 | E | 理文 | ● | ○ | 周期的な運動の取り扱い方 | 通称「しんぱ」 1年理科生はクラス指定 |
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解析力学 | 理文 | ○ | ○ | 解析力学 | 「力学の最も洗練された形式」by 授業内容 | |||
相対論 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | 主に特殊相対論の基礎 | ||
量子論 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | 量子論 | ||
統計物理学 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | 統計物理学 | ||
現代物理学 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | 物理学の様々なアプローチ | 物理マニアの巣窟 |
物質科学(化学)
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
構造化学 | 必修 | 理 | ◎ | 量子化学基礎 | 1学期の「基礎現代化学」と内容がかなり被る 3学期の「物性化学」に繋がる |
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物性化学 | ◎ | 無機化学 | 2学期の「構造化学」から繋がる | |||||
化学熱力学 | 理ⅡⅢ | ◎ | マクロな化学熱力学 | AコースとBコース(入試での物理未選択者が希望により選択)に分かれる 理Ⅰの「熱力学」(物質科学(物理)の項目を参照)よりも、ちょっぴり化学っぽい 2学期の「化学平衡と反応速度」とやや内容が被る |
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基礎現代化学 | E | 理文 | ○ | 主に量子化学の導入 | 1年生限定 | |||
化学平衡と反応速度 | 理文 | ○ | 化学平衡と反応速度 | 1年生限定 | ||||
反応化学 | 理文 | ● | 有機化学 | 理科生はクラス指定 |
生命科学
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
生命科学 | 必修 | 理Ⅰ | ◎ | 分子生物学、生化学、細胞生物学、遺伝学、遺伝子工学など | 入試で生物を選択していなくても必修 | |||
理ⅡⅢ | ◎ | ◎ | 理一とは異なり2学期まである | |||||
人間総合科学 | 理Ⅲ | ◎ | 医学を学ぶ上での心構え | 申請すれば、理三生以外でも受講可能 | ||||
細胞生命科学 | E | 理Ⅰ・文 | ○ | ○ | 細胞生物学 | 理二三の「生命科学Ⅱ」に対応 | ||
動物科学 | 理文 | ○ | 動物に特徴的な生命現象 | |||||
植物科学 | 理文 | ○ | 植物に特徴的な生命現象 | |||||
進化学 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | 動植物の適応進化、講堂の進化、分子進化など |
宇宙地球科学
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
惑星地球科学 | E | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | Ⅰ:固体地球の成り立ちの概要 Ⅱ:地球表層の物質循環と生命圏進化 |
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宇宙科学 | 理文 | ○ | ○ | ○ | ○ | Ⅰ:宇宙論、銀河・恒星の構造と進化 Ⅱ:電波観測天文学、X線天文学、光学赤外線天文学等 |
基礎実験・実習
基礎実験・実習は1コマ1単位(未満)相当である。
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
基礎物理学実験 | 必修 | 理Ⅰ | 奇 | 偶 | 実験分野は力学・電磁気・波動・熱力学・原子 | 高確率で5限にはみ出すことで悪名高い 原因は実験自体というよりは、試問待ち行列にある |
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基礎化学実験 | 偶 | 奇 | 実験分野は有機化学・物理化学・無機分析化学 | 物理実験ほどではないが もたもたしていると5限にはみ出す 原因は試問待ち行列にある場合が多いが、化学実験は遅れの原因が実験操作自体にある場合もしばしば |
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基礎物理学・化学実験 | 理ⅡⅢ | ◎ | 物理は力学と電磁気学の実験のみ 化学は有機化学と物理化学の実験のみ |
理Ⅰの物理実験・化学実験の中から、それほど時間のかからない(?)実験を抽出したもの もちろんそれでも5限にはみ出すことはある |
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基礎生命科学実験 | ◎ | 実験分野はDNA・細胞・植物・動物 解剖もある |
解剖はアメリカザリガニ、ウシガエルである | |||||
生命科学実験 | E | 理Ⅰ・文 | ○ | 理ⅡⅢの「基礎生命科学実験」と同じ | 駒場の基礎実験3種をコンプリートしたい 物好きな理一生のための生物学実験 |
ここまでいずれの実験も担当教官に許可を取れば、5限の授業を受けた後再び実験室に戻り、実験や実験の片付けを再開することができる。
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
実験生命科学 | E | 理文 | 主に冬学期 | クリスマス? なにそれ美味しいの? | 集中講義。イブに細胞を培養する相手がいない貴方にオススメ! | |||
野外生物学 | 理文 | ○ | ○ | 少人数での野外プレイ | 野外プレイは休日に行われる | |||
惑星地球科学実習 | 理文 | ○ | ○ | 岩石、地層、化石の解析方法の基礎の概説と実習 | ||||
宇宙科学実習 | 理文 | ○ | ○ | Ⅰ:観測データを用いた数値実習 Ⅱ:天文データベースを用いた情報処理、画像処理 |
東大で学ぶ「数理・情報」
数学・数理科学
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
数学Ⅰ | 必修 | 理 | ◎ | ◎ | (主に)微積分学 | 理科一類は数学ⅠA(実数の極限について厳密に扱う)と数学ⅠB(具体的な問題を使って基本的な考え方を習得)に分かれている | ||
数学Ⅱ | 理 | ◎ | ◎ | 線形代数 | ||||
数学演習 | 理 | ◎ | ◎ | 隔週で数学Ⅰ演習と数学Ⅱ演習をそれぞれ行う | ||||
数学Ⅰ(社会科学) | 準必修 | 文 | ● | ○ | ○ | ○ | 微積分学の基礎 | 1学期はクラス指定 |
数学Ⅱ(社会科学) | 文 | ○ | ● | ○ | ○ | 線形代数の基礎 | 2学期はクラス指定 | |
数理科学Ⅰ | F | 文理 | ● | 2変数ベクトル値関数 | 理科生はクラス指定 | |||
数理科学Ⅱ | 文理 | ● | 常微分方程式 | 理科生はクラス指定 | ||||
数理科学Ⅲ | 文理 | ○ | 多変数ベクトル値関数 | |||||
数理科学Ⅳ | 文理 | ○ | 線形代数の発展 | |||||
数理科学Ⅴ | 文理 | ○ | 解析学基礎概念 | |||||
じっくり学ぶ数学Ⅰ | ゼミ | 文理 | ○ | ○ | 微積分・線形代数の基礎 | 牛腸教員による名物授業 | ||
じっくり学ぶ数学Ⅱ | 文理 | ○ | ○ |
情報・プログラミング
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
情報 | 必修 | 文理 | ◎ | 情報機器の使い方を学ぶ | クラス指定 | |||
情報科学 | F | 文理 | ● | ○ | プログラム言語Rubyの簡単な使い方を学ぶ | 1年理科生はクラス指定 |
統計学
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
基礎統計 | F | 文理 | ● | ○ | ○ | ○ | 統計学基礎 | 場合によりクラス指定 |
統計分析 | 文理 | 基本的に冬学期開講 | 応用統計学 | |||||
社会統計学 | C | 文理 | 基本的に冬学期開講 | 社会的な現象・制度を分析する上での統計学 |
図形科学・製図・CG
講義題目 | 区分 | 科類 | 開講学期 | 授業内容 | 備考 | |||
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1 | 2 | 3 | 4 | |||||
図形科学Ⅰ | F | 文理 | ● | ○ | 図法幾何学基礎 | 1年理科生はクラス指定 | ||
図形科学Ⅱ | 文理 | ● | 3D-CAD/CG PCを用いた計算機援用設計、コンピュータ・グラフィックス |
2年理科生はクラス指定 | ||||
図形科学演習Ⅰ | 文理 | ○ | 手描き製図・模型製作 | |||||
図形科学演習Ⅱ | 文理 | ○ | PCによる3次元立体形状表現 たぶん言語はJava |