進学振分けとは? - 東大進振り情報サイト UTaisaku-Web

進学振分け(進振り)とは

進振り制度とは、1年生と2年生の途中までの成績を元に、3年生からの進学先を決めることができる制度である。

東大の誇る「リベラル・アーツ教育」の一環であり、大学入学後、いきなり専門分野に囚われることなく、興味を持ったことは何でも広く学ぶことができるようになっている(レイト・スペシャリゼーション)。一方でこの進振り制度、歴史的には、第一高等学校(旧制一高)から東京帝国大学への進学に対応する制度であることからも分かるように、その競争は熾烈を極める。しかし進振り制度があるおかげで、東大合格後も学生は互いに切磋琢磨し合い、自ずから研鑽を積むことができる、とも言えるだろう。

高校生の段階で自分の志望が決められなかったモラトリアムな東大生は、大抵、進振りが間近に迫っても自分の志望する学部学科をなかなか決められないというジンクスがある一方で、入学時に思いもしなかったような学部学科へ進学してしまうような例も結構見られる。それが進振りなのだ。

【東大進振り点の目安(2Sセメスター終了時点)】
90:上位1.5%ライン
85:上位10%ライン
80:上位30%ライン(テストに向けてきちんと勉強しているとこの辺?)
75:上位60%ライン(東大生平均)
70:上位80%ライン
65:上位90%ライン

底点推移一覧

有名学部学科、底点の高い学部学科(人気学科)については、詳細に取り上げる予定。

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進振りのシステム

第一段階・第二段階・第三段階

進振りには「第一段階」「第二段階」「第三段階」(と「再志望」)の段階が存在し、第一段階で全体の定数の約7割が、第二段階で残りの約3割が内定する。第三段階では僅かに残った枠を、時には成績等の評価とは異なる尺度を用いて争う。

全段階を通して、学部学科によっては、進振りに利用する平均点の計算方法に特殊な方法(重率変更・履修点)を用いることがある。

指定科類枠と全科類枠

進振りには、進学できる科類が指定された「指定科類枠」と、文一から理三まですべての科類の東大生が入り乱れて少ない進学枠を争う「全科類枠」が存在する。この「全科類枠」を使うことで、その気になれば、理系の文転、文系の理転も容易にできる。ただし、すべての学部学科に「全科類枠」が存在するわけではなく、理系の一部の学科は文系に対し、門戸を閉ざしている場合があるので注意が必要である。

要求科目と要望科目

進学に際して各学部学科が「要求科目」を定めている場合がある。要求科目とは、2S1ターム(2年生のS1ターム)終了までに修得できていなければその学部学科を志望することができない、という科目である(ただし、2S2ターム・2Sセメスターに要求科目が指定されている場合は、該当科目の修得を条件に志望登録できる)。すなわち、要求科目の設定された学部学科に行きたいのなら、その科目は必ず履修しなければならない。

このルールは理系学部が文科生に課している場合がほとんどであり、要求科目は事実上の「文科生が理転する際の障壁」とみなされている。1年留年しないと修得できないほどの無茶な要求をしてくる学部学科もある。セメスター毎の履修数制限(キャップ制)も存在するため、理転を考えている文科生は1S1タームから熟慮の上で履修計画を立てる必要がある。

その一方で、現在のところ、理科生が文転する際には要求科目の類はない。点数さえ足りていればどこにでも行ける。一応。

また、要求科目とは別に「要望科目」を定めている学部学科がある。要望科目とは履修することが望ましい科目である。履修していなくてもその学部学科を志望することはできるが、その科目を履修していれば進学後に色々と役に立つよ、という科目である。

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進振りスケジュール

以下に進振りの大まかなスケジュールを記す。

※ただし、2017年度進振り(2016年実施)は、日程が後ろにずれ込む見込みである。

進振り準備段階

4月中旬 進学受け入れ予定表数の発表

各学部学科の進学受け入れ予定表数が記された「進学選択の手引き」が配付される。ここでその年度の進振りにおける各学部・学科の定員が確定する。

4月中旬~5月中旬 各学部によるガイダンス

興味のある学部学科のガイダンスに行く。お菓子で学生を釣ろうとする学部もある(笑)。五月中旬に本郷・弥生キャンパスで開催される東大の学園祭「五月祭」では、本郷・弥生に本拠地を構える学部学科(教養学部後期課程・理学部数学科を除く学部学科)が研究成果を展示発表している場合があるので、これを見に行くのも手。

6月上旬 第一段階志望登録

UTask-Web上で進振り第一段階の志望登録を行う。この志望登録は、ある種のセンターリサーチのようなもので、まだ志望変更は可能。そもそも、まだ2S1タームの成績が出ていない。

進振り第一段階

6月上旬 進振り第一段階志望集計(第一次)発表

1Aセメスターまでの成績による、進振り第一段階の各進学先別の志望者数・進学可能最低点(底点・ボーダー)が発表される。

6月下旬 2S1ターム成績確認・進振り第一段階志望集計(第二次)発表

2S1タームの成績確認と同時に、2S1タームまでの成績による、進振り第一段階の各進学先別の志望者数・進学可能最低点(底点・ボーダー)が発表される。この結果を元に、志望変更するかどうかを検討する。

6月下旬 第一段階進学志望変更登録

必ず定められた期間内に行わなくてはならない。これが進振り第一段階の志望の最終決定となる。

7月上旬 第一段階進学内定者発表

ここで進学先学科が内定すれば、安心して2S2タームの残りを過ごせるのだが、第一段階で進学が内定しなかった東大生は、続けて進振り第二段階へと進むことになる。なお、第二段階には、第一段階で進学が内定した東大生は参加することができない

進振り第二段階

7月上旬 第二段階志望登録

進振り第二段階の志望登録を行う。まだ志望変更は可能

7月中旬 第二段階志望集計発表

この時点での進振り第二段階の各進学先別の志望者数・進学可能最低点(底点・ボーダー)が発表される。

7月中旬 第二段階進学志望変更登録

必ず定められた期間内に行わなくてはならない。これが進振り第二段階の志望の最終決定となる。

7月下旬 第二段階進学内定者発表

ここまでに進学先学科が内定すれば、夏休みをエンジョイすることができる。だが第二段階でも進学が内定しなかった東大生は、絶望の「第三段階」へと進むことになる。なお、第三段階には、進振り第一段階・第二段階で進学が内定した東大生は参加することができない

進振り第三段階・再志望

7月下旬 第三段階志望登録

進振り第三段階の志望登録を行う。まだ志望変更は可能

8月上旬 第三段階志望集計発表

この時点での進振り第三段階の各進学先別の志望者数・進学可能最低点(底点・ボーダー)が発表される。

8月上旬 第三段階進学志望変更登録

必ず定められた期間内に行わなくてはならない。これが進振り第三段階の志望の最終決定となる。

8月下旬 第三段階進学内定者発表

夏休みも半分以上が終わってしまったが、ここで内定先学科が決まれば残り少ない夏休みを味わうことができる。……第三段階でも進学が内定しなかった東大生は、本当に最後の望みをかけて「再志望」に進むことができる。再志望は平たく言ってしまえば「底割れを起こした不人気学科へ滑り込むことができるけど、どうする?」というものである。これはUTask-Web上での登録ではなく、直接アドミニ棟の教務課に出向いて登録を行う必要がある。再志望には、進振り第一段階・第二段階・第三段階で進学が内定した東大生は参加することができない

9月上旬 再志望進学内定者発表

ここでも進学が内定しなかった場合は「降年」となり、強制的に1年生に戻されてしまう。秋からは再び1Aセメスターだ。

進学内定後

9月上旬 2S2ターム・2Sセメスター成績確認

進振りのせいで忘れているかもしれないが、2S2タームと2Sセメスターの成績がここで発表される。

単位取得を約束したはずの「要求科目」や、他クラ等の暫定条件を満たせなかったダメダメ東大生は「内定取り消し」となり、「降年」となる。最後の最後で気を抜いたばかりに……。

9月上旬 2Aセメスター開始

学部によっては、本郷と駒場を行き来する毎日が始まる。

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