東大文学部

私ね、1877年に東京大学ができたとき、うれしかった。

最初の4学部、その中に文学部が入ってて――、今でもそれが自慢なの。

だから、文三生がたくさん入ってきてくれて本当によかった、って――、そう思うんだ。

さよなら、文三生。元気でね。

「どうして……? 死んじゃうって、分かってたのに!」

「博士になんかなるよりも、あなたに……生きててほしかったのに……!」

学科・専修一覧

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インド哲学仏教学専修

東京大学文学部 思想文化学科 インド哲学仏教学専修は「インドの哲学・宗教思想とともに、インドにおいて発生・展開した仏教とアジア諸地域に伝播しそれぞれに独自の展開を示した仏教の哲学・宗教思想を主たる対象として、個別研究・比較研究・総合的研究を行う」専修である。通称「イン哲(印哲)」。

イン哲は、キャンパスマガジン発行サークル「時代錯誤社」によって一躍有名になった(?)駒場生なら誰もが知っている超有名専修である。取りあえずネタにしやすいという特徴をもつ。同じ文学部の「スラ文(スラヴ語スラヴ文学専修)」が(ネタ的な意味での)ライバル。

定員・進振り底点推移

インド哲学仏教学専修の定員数の変化と、各科類からイン哲に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 指定科類 全科類
文三 文三 文三 文一二・理科 文三 文一二・理科
2016 10 4 1 3+ 2 72.972.9 0.00.0
2015 2+ 67.00.0 83.30.0
2014 2 70.582.8 0.067.3
2013 65.459.2 0.00.0
2012 2+ 73.40.0 0.00.0
2011 66.90.0 0.00.0
2010 5 1 2+ 2+ 60.50.0 0.057.3
2009 2 1+ 0.00.0 0.068.5
2008 61.80.0 0.00.0
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文三 文一文二文三理一理二理三 文三 文一文二文三理一理二理三
2016 1 1 0 0
2015 1 0 1 0
2014 1 1 0 1
2013 1 1 0 0
2012 2 0 0 0
2011 3 0 0 0
2010 3 0 0 11
2009 0 0 0 1
2008 2 0 0 0

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ・底抜け(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された。

進振り底点推移図

進振り第一段階と第二段階を合わせて、イン哲への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

イン哲にどうしても進学したい場合には、一応、文科三類に入っておくのがよいだろう。進振り第一段階と第二段階の両方に指定科類枠が設置されているからだ。

底割れしているとはいえ、なんといっても仏教界のエリートである。なんといっても仏教界のエリートである。

なお、やむを得ず、進振り底点を0.0点と記載している箇所があるが、実際には「1年生→2年生への進学条件」や、「進振りへの参加条件」が絡んでくるため、進振り点0点では進学はできないことを予め断っておく。またイン哲への内定を貰っても「2年生→3年生への進学条件」を満たさないと内定取り消しになるので注意。

まあ、散々ネタにされてはいるものの、なんだかんだで毎年ちゃんと進学者が出ている専修である。

要求科目

なし。

要望科目

なし。

専修Webサイト

東京大学インド哲学仏教学研究室

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心理学専修

東京大学文学部 行動文化学科 心理学専修は「幅広い領域に関わる心理学という学問を実験という実証的な手法で取り組み、知覚・注意・記憶・思考などの心理現象を精神物理学的手法・神経科学的手法・認知科学的手法によって研究する」専修である。文化認識や科学方法論などについても研究を行っているとのこと。略称は「心理」。

定員・進振り底点推移

心理学専修の定員数の変化と、各科類から心理に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文三 文三 文三 文一二・理科 文三 文一二・理科
2016 23 15 2 2 4 65.675.1 65.370.1
2015 67.481.9 53.253.2
2014 2+ 62.472.4 73.775.2
2013 53.653.6 64.164.1
2012 2 72.172.1 70.770.7
2011 74.074.0 73.873.8
2010 71.271.4 71.971.9
2009 13 4 4 2 69.269.2 69.973.0
2008 68.268.2 68.568.5
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文三 文一文二文三理一理二理三 文三 文一文二文三理一理二理三
2016 15 11 2 112
2015 15 2 2 211
2014 14 11 3 1111
2013 14 11 3 211
2012 15 2 2 1111
2011 15 2 2 4
2010 15 11 2 22
2009 13 13 4 11
2008 13 31 4 11

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された。

進振り底点推移図

進振り第一段階と第二段階を合わせて、結局、心理学専修への進学には何点が必要なのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

心理は、進振り第二段階にも全科類枠が設置されているため、どの科類から進学しようと思っても、必要な点数はほぼ同じである。しかしもちろん、指定科類枠がある文三からの進学が一番容易であることは間違いない。

不思議なことに、進振り第二段階の底点よりも第一段階の底点の方が低くなる、という現象が度々発生している。第一段階でどこか別の学科に突撃して撃沈し、第二段階でここ心理を志望したものと思われるが、もしかしたら進振り点の低い友人を救うために……? なんという心理戦だろうか。

2013・2014年度進振りでは第一段階の文三指定科類枠で底割れを起こした。

要求科目

なし。

要望科目

なし。

専修Webサイト

東京大学人文社会系研究科心理学研究室

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社会心理学専修

東京大学文学部 行動文化学科 社会心理学専修は「社会的状況の理解過程やそれを支える情報処理過程、援助や攻撃、協同など個人が行う対人的行動、集団の一員としての個人の行動、リーダーシップや集団の意思決定など組織における人間行動、文化的歴史的な影響過程など」を研究対象とする専修である。「基礎的な知見を、環境問題や、高齢化社会、インターネットなど現代のさまざまな社会問題や社会現象の解明に応用する」こともなされている模様。通称「社会心理」。「社心(しゃしん)」と略されることも。

定員・進振り底点推移

社会心理学専修の定員数の変化と、各科類から社心に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文三文一文二理科 文三理科 文三 文一文二理科 文三文一二理科
2016 23 12 4 2 2 3 78.478.472.1 75.075.075.0
2015 + 80.382.360.1 68.668.60.0
2014 78.380.268.5 53.353.353.3
2013 77.377.366.7 77.077.077.0
2012 75.375.368.1 72.472.472.4
2011 79.379.370.9 61.761.761.7
2010 78.478.465.1 77.577.577.5
2009 3 2 75.675.668.4 75.275.275.2
2008 1 1 5 78.10.080.468.1 69.4xx
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三 文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 1222 2 2 3
2015 1212 2 20 12
2014 1231 2 2 111
2013 1213 11 2 3
2012 1222 11 2 21
2011 124 11 2 111
2010 1213 2 2 111
2009 1213 2 3 11
2008 011213 5

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された。

進振り底点推移図

進振り第一段階と第二段階を合わせて、結局、東大文学部・行動文化学科・社会心理学専修への進学には何点が必要なのか、を見やすくしたグラフ。

■:第二段階で特殊な計算方法を用いる
▼:底割れ(定員割れ)

社心は、文学部の中で唯一理科生向けに指定科類枠を設置している専修である。文三にも指定科類枠があるが、こちらは人が集中するため、現在のところ、社心には文科生よりも(単純に点数で比較すれば)理科生の方が入りやすくなっている。

なお、文科三類から社心に進学したい場合、進振り第二段階では特殊な点数の計算方法が用いられていた。

履修点

(~2016年度)第二段階(文科三類指定科類枠)
2016年度進振りまで、社会科学「社会Ⅰ」「社会Ⅱ」、人文科学「心理Ⅰ」「心理Ⅱ」、方法基礎「データ分析」を修得すると、履修点として1科目あたり0.4点、最大2点の履修点が進振り平均点に加算されていた。

要求科目

なし。

要望科目

なし。

専修Webサイト

東京大学社会心理学研究室

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社会学専修

東京大学文学部 行動文化学科 社会学専修は「理論、階層、公共性、福祉、社会政策、ジェンダー、家族、性、科学、技術、リスク、文化、社会意識、人口、社会問題」、「アイデンティティ、差別、身体、青年期など、そのときどきに注目されるテーマを」学ぶことができる専修である。略称は「社学」。

定員・進振り底点推移

社会学専修の定員数の変化と、各科類から社学に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠 指定科類枠・全科類枠 指定科類枠・全科類枠
文三文一文二理科 文三文一 文三文一文二理科 文三文一文二理科
2016 50 25 8 10 7 73.273.2 70.570.5
2015 75.475.4 72.172.1
2014 75.475.4 75.075.0
2013 76.776.7 68.768.7
2012 76.776.7 73.873.8
2011 77.577.5 75.875.8
2010 9 6 77.077.0 75.475.4
2009 23 4 4 4 + 5 75.854.870.967.0 73.261.173.2
2008 79.450.961.166.2 71.171.1
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠 全科類枠
文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三 文一 文三 文一文二文三理一理二理三
2016 25 17 10 1411
2015 25 251 10 151
2014 25 116 10 7
2013 25 17 10 25
2012 25 18 10 1511
2011 25 8 10 7
2010 25 81 10 6
2009 142331 2 10 5
2008 442322 10 5

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された。

進振り底点推移図

進振り第一段階と第二段階を合わせて、結局、社会学専修への進学には何点が必要なのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

社学は、かつて進振り第一段階に文三以外の科類からも指定科類枠を設けていたため、文三以外からの進学の方が文三からの進学よりも楽という事態が発生していた。

しかし考えても見たまえ、文学部は文科三類のものである。文三以外からの底点の方が低いなどということが、どうして許せるだろうか。

そして2010年度進振りにおいて、ついに文三によるクーデターが勃発。進振り第一段階における文三以外からの指定科類枠は廃止された。以降、社学は全科類枠を含めたその進学枠のほとんどすべてを文三が占め、事実上の文三帝国となったのである。

要求科目

なし。

要望科目

なし。

専修Webサイト

東京大学文学部 社会学研究室

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