東大入試の得点開示が行われています(合格者・不合格者とも)。

今年も開示集計を行いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(英語一列クラス分け集計フォームはこちらです)

東大理学部

東大理学部は、「根源的な知的営み」を極限まで追求する学部である。

リガクル』というムックを発行し、学部の紹介をしている。駒場生は学部ガイダンスの際に無料で貰える可能性が高い。

東大理学部に行きたい場合、数理・情報・物理系を志望するなら理科一類生物系を志望するなら理科二類化学系はどちらでもいいといった感じか。詳しくは下の各学科ごとの説明を参照。

学科一覧

数学科

東京大学理学部数学科は、数学の背後に潜む「原理」や「真理」を理解し、正確な論理性や物事を深く追求する姿勢を身につける学科である。駒場キャンパスの数理病棟数理科学研究科棟に本拠地を置く。理科一類に指定科類枠がある。

駒場のはじっこで数学徒に改造手術される。手術に失敗すると精神を病み(以下、検閲により削除)。精神の安定剤として、某教授により水樹奈々の履修が推奨されている。

他学科の卒論に相当するのが「数学特別講究」である。数学科における最も重要な科目であり、数理科学における基本的テキストを選び、指導教員のもとで定期的に購読を行うことで、数理科学に関する基礎知識の理解を深め、応用力を涵養するものであるとのこと(シラバスより)。

定員・進振り底点推移

理学部数学科の定員数の変化と、各科類から理学部数学科に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一 理一理二三文科 理一理二三文科
2016 45 29 3 13 74.974.974.9 64.9
2015 74.674.674.6 70.6
2014 77.477.477.4 71.4
2013 73.073.073.0 66.7
2012 31 11 73.973.973.9 63.2
2011 68.675.975.9 65.4
2010 33 9 65.368.468.4 55.1
2009 72.684.584.5 69.5
2008 68.669.569.5 63.3
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一 文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 29 21 121
2015 29 3 112
2014 29 12 13
2013 29 3 103
2012 31 3 92
2011 31 21 92
2010 33 3 44
2009 33 21 63
2008 33 111 91

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ)

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、数学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

理学部数学科は、理科一類にのみ進振り第一段階で指定科類枠を設置している。よって進振りで理学部数学科を志望するならば、理科一類を志望するのが好ましい。

理科一類は数学Ⅰ(微積分学)の授業が「数学ⅠA」と「数学ⅠB」に分かれているのだが、数学科志望者は「数学ⅠA」の履修が推奨されている。理科二・三類だと数学Ⅰの授業は2つに分かれておらず、内容的には「数学ⅠB」寄りの授業となる(実際には担当する教官によりけりであるが……)。よって、カリキュラムの面でも、数学科への進学を目指すのならば理科一類が好ましいだろう。

進振り底点は、第二段階の全科類枠の最低点によって左右される状況が続いている。

底が割れることもあるが、基本的には安定して人を集める学科である。理三の数学マニアが第一段階で進学してくることがたまにある。ちなみに連中は理三の落ちこぼれではなく、志望すれば医学部医学科にきちんと進学できるのにわざわざ数学科を志望した人達である。なら最初から素直に理一に進学しろよ、と言いたい。本当にツンデレである。

要求科目

文科全類(計18単位)
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学、微分積分学演習、線型代数学演習
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学

要望科目

全科類
数理科学「数理科学基礎演習、数学基礎理論演習」
総合科目F「ベクトル解析、常微分方程式、微分積分学続論、解析学基礎」

学科公式サイト

東京大学大学院数理科学研究科 理学部数学科

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情報科学科

東京大学理学部情報科学科(通称「理情(りじょう)」、もしくは「IS(Information Science)」)は、計算と知能の本質に迫ろうとする学科である。本拠地は理学部7号館。理科一類に指定科類枠がある。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、情報科学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

要求科目

文科全類(計18単位)
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学、微分積分学演習、線型代数学演習
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学

要望科目

全科類
物質科学「物性化学」
生命科学「生命科学、生命科学Ⅰ、生命科学Ⅱ」
総合科目A「記号論理学Ⅰ(理・文)・Ⅱ」
総合科目F「ベクトル解析、常微分方程式、微分積分学続論、解析学基礎、アルゴリズム入門、計算機プログラミング、計算機システム概論、計算の理論」

学科公式サイト

東京大学理学部 情報科学科/東京大学大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻

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物理学科

東京大学理学部物理学科(通称「理物(りぶつ)」)は、物の理を追求する学科である。研究対象は、素粒子から宇宙までと、幅広い。本拠地は安田講堂裏の理学部1号館。理科一類に指定科類枠がある。

江崎玲於奈先生を始め、南部陽一郎先生、小柴昌俊先生といったノーベル物理学賞受賞者を多数輩出しており、物理マニアが狂気して押し寄せる場所である。よって、生半可な思いで志望すると、死ぬ。

4年次の「特別実験」と「理論演習」は、特別実験は実験系の研究室に、理論演習は理論系の研究室に配属され、各研究室の研究内容に関連したテーマについて実習・演習を行うというものである。卒業論文はない。というのも、最先端の物理学研究とはまだまだ距離があるからだ。理物生のチャレンジはまだまだ続く。

定員・進振り底点推移

理学部物理学科の定員数の変化と、各科類から理学部物理学科に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一 理一理二三文科 理一理二三文科
2016 70 44 5 21 83.083.083.0 80.8
2015 81.381.381.3 72.9
2014 80.780.780.7 73.6
2013 81.081.081.0 74.3
2012 46 6 18 80.980.980.9 60.4
2011 81.481.981.9 79.4
2010 50 6 14 79.380.980.9 76.5
2009 81.181.181.1 76.8
2008 79.479.479.4 73.8
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一 文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 45 41 192
2015 44 221 201
2014 44 5 21
2013 44 221 183
2012 46 222 143
2011 46 42 162
2010 50 6 95
2009 50 33 131
2008 50 24 104

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ)

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、物理学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

理学部物理学科は、理科一類にのみ進振り第一段階で約50名もの指定科類枠を設置している。よって進振りで理物を志望するならば、理科一類を志望するのが最も好ましい。

カリキュラムの面でも、理科一類ではしっかりと物理を学ぶことになる一方、理科二・三類ではどちらかというと生物をしっかりと学ぶことになるので、理物に進学したいのなら素直に理一に進学するべきかと思われる。

とはいえ、進振り底点は第二段階の全科類枠の最低点によって左右される状況が続いているため、必要点数はどの科類でも変わらない(が、進振りの制度上、理一の底点が他科類より高くなることはない)。

例年75点前後、年によっては80点近い点数が必要だったが、2012年度進振りでは、物理系学科の不人気傾向により、他の物理系学科と共に底割れを起こした。その後の工学部人気の傾向もあってか、近年の底点は75点を下回っている。

要求科目

文科全類(計24 or 25単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学、微分積分学演習、線型代数学演習
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
総合科目E「振動・波動論」
総合科目F「アルゴリズム入門」

学科公式サイト

東京大学理学部物理学科・大学院理学系研究科物理学専攻

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天文学科

東京大学理学部天文学科は、宇宙の謎に迫る学科である。現代天文学の基礎とそれに基づいた宇宙観を主体的に学べる人材を育てることを目標としている。本拠地は理学部1号館。理科一類に指定科類枠がある。

日本で天文学を学べる大学がかなり少ないこともあり、東大の天文学科・天文学専攻は日本における天文学教育の事実上の最高峰となっている。三鷹の国立天文台にもほど近く、同施設の観測装置を利用して天体観測・データ処理の手法を学習する機会もある。

定員・進振り底点推移

理学部天文学科の定員数の変化と、各科類から理学部天文学科に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一 理一理二三文科 理一理二三文科
2016 9(※) 5 1 3(※) 83.683.683.6 80.4
2015 79.179.179.1 72.5
2014 80.789.489.4 77.3
2013 81.684.784.7 78.2
2012 76.276.276.2 64.3
2011 79.879.879.8 74.4
2010 6 1 2(※) 79.079.479.4 74.0
2009 74.775.075.0 72.4
2008 10(※) 6 2 2 68.068.068.0 61.7
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類 全科類
理一 文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 5 1 3
2015 5 1 5
2014 5 1 21
2013 5 1 3
2012 5 1 22
2011 5 1 3
2010 6 1 2
2009 6 1 11
2008 6 11 11

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) (※):地物と枠を争うが、例年天文が勝つ

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、天文学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

理学部天文学科は、理科一類にのみ進振り第一段階で指定科類枠を設置している。また、天文学の勉強には物理の知識が必要とされるため、理一のカリキュラムの方が将来的に役に立つ。よって、進振りで天文学科を志望するならば、理科一類を志望するのが好ましい。

また現在では、天文学科への進学枠は地球惑星物理学科と合わせて39人とした上で、天文学科の上限定数が9人、地球惑星物理学科の上限定数が32人とされている。しかしまあ、例年天文学科の定数が先に満たされるため、あまり気にしなくてよいだろう。

それにしても、天文学科の定数は9人と非常に少ない。よって、進振りの底点推移もあまり役には立たず、あくまでその年に天文学科を志望してきた人たちの間での相対順位で決まる。

進振り底点は第二段階の全科類枠の最低点によって左右される状況が続いている。

要求科目

文科全類(計24 or 25単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学、微分積分学演習、線型代数学演習
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
総合科目E「振動・波動論、現代物理学、宇宙科学Ⅰ・Ⅱ、宇宙科学実習Ⅰ・Ⅱ」
総合科目F「基礎統計」

学科公式サイト

東京大学大学院理学系研究科天文学専攻・理学部天文学科

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地球惑星物理学科

東京大学理学部地球惑星物理学科は、「地球」や「惑星」の上で生起する様々な現象を、「物理」的手法を用いて解明する学科である。通称「地物(ちぶつ)」。本拠地は理学部1号館。理科一類に指定科類枠がある。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、地球惑星物理学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ) ▲:上限定員まで達さず

要求科目

文科全類(計14単位)
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」

要望科目

全科類
総合科目E「統計物理学、惑星地球科学Ⅰ・Ⅱ、宇宙科学Ⅰ(理)・Ⅱ(理)、振動・波動論」

学科公式サイト

東京大学理学部 地球惑星物理学科

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地球惑星環境学科

東京大学理学部地球惑星環境学科は、「地球」や「惑星」の上で生起する様々な現象を、野外に出て直接「環境」を調査することによって解明する学科である。内部では「環境」と略すことが多いが、一般には「地環(ちかん)」と呼称されることが多い。本拠地は理学部1号館。理科全類に対して指定科類枠がある。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、地球惑星環境学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

要求科目

文科全類(計9~18単位)
【「数理科学基礎、微分積分学、線型代数学」】or【総合科目F「数理科学概論Ⅰ(文科生)、数理科学概論Ⅱ(文科生)」】
《【力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学】から4科目》or《【力学、電磁気学、総合科目E「物質化学(文科生)、物理科学Ⅰ(文科生)、地球惑星環境学入門」】から2科目》
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ or 総合科目E「現代生命科学Ⅰ(文科生、理一生) or 現代生命科学Ⅱ(文科生、理一生) or 微生物の科学 or 進化学」

要望科目

全科類
総合科目D「地球環境論、環境物質科学、生態学、社会環境論」
総合科目E「惑星地球科学Ⅰ(理)・Ⅱ(理)、宇宙科学Ⅰ・Ⅱ、地球惑星環境学入門、地球惑星物理学入門、細胞生命科学、動物科学、植物科学」

学科公式サイト

東京大学理学部 地球惑星環境学科

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化学科

東京大学理学部化学科、通称「理化(りばけ)」は、理学の中心としての化学の視点を身につける学科である。本拠地は化学本館。安田講堂裏、液体窒素のタンクが目印。理科一類および理科二・三類に指定科類枠がある。

りばけは日本の化学発祥の地であり、約1世紀半の伝統を持つ東大で最も古い学科の一つである。東大が創設された1877年には早くも3名の卒業生を送り出している。

ものとの触れあい」を特に重視しており、3年次の午後はすべて実験というカリキュラムになっている。

定員・進振り底点推移

理学部化学科の定員数の変化と、各科類から理学部化学科に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 指定科類
理一理二三 理科 理一理二三文科 理一理二三文科
2016 45 17 10 5 13+ 65.060.965.0 54.7x
2015 13 70.466.870.4 62.1x
2014 71.971.971.9 55.0x
2013 78.574.578.5 71.6x
2012 18 10 6 11 77.872.677.8 69.9x
2011 71.771.771.7 60.9x
2010 79.474.679.4 72.1x
2009 17 15 2 11 78.862.978.8 71.7x
2008 69.569.569.5 63.1x
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類 全科類 指定科類
理一理二理三 文一文二文三理一理二理三 理一理二理三
2016 1710 1 65
2015 1710 5 74
2014 1710 5 67
2013 1710 5 98
2012 1810 6 841
2011 1810 24 28
2010 1810 6 76
2009 1715 2 151
2008 1715 11 312

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、化学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

■:第二段階で特殊な計算方法を用いる
▼:底割れ(定員割れ)

理学部化学科は、理科一類および理科二・三類の両方に指定科類枠が用意されている。ただし、理二からの志望が理一に比べて薄いため、進振り第一段階では理二からの底点が理一の底点よりも低くなりがちである。2010年度に理二三枠が削られてからもこの傾向は続いている。

しかし近年は、第一・第二段階合わせた最終的な底点は、第二段階の全科類枠で決まっているため、理一からでも理二からでも、進学難易度に差はほぼなくなっている。

理学部の中では化学科の底点は比較的低い水準にあり、2011年度と2015年度の進振りに至っては底割れ(定員割れ)まで起こしている。元々東大では、化学系の学科がここりばけを始めとして、工学部・薬学部・農学部・教養学部後期課程に分散していることなどに加え、土曜英語を始めとしたりばけ独自のカリキュラムに対する一部の層からの反発などが影響しているものと思われる。

また後述するように、りばけは進振り第二段階の平均点計算に特殊な計算方法(進学先指定平均)を用いていた。

重率変更

(~2016年度)第二段階(理科全類)
2016年度進振りまで、「数学Ⅰ、数学Ⅱ」の2科目8単位の重率が「5」になっていた(例えば、単純平均点よりこの2科目8単位の点数がすべて10点ずつ高かった場合、平均点は約3点上昇した)。

履修点

(~2016年度)第二段階(理科全類)
2016年度進振りまで、総合科目E「振動・波動論、反応化学、化学平衡と反応速度」のうちから1科目、総合科目E「動物科学、植物科学」の2科目、総合科目F「数理科学Ⅰ~Ⅴ」のうちから1科目を修得すると、履修点として1科目あたり0.5点、最大2点の履修点が進振り平均点に加算されていた。

要求科目

文科全類(計24 or 25単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学、微分積分学演習、線型代数学演習
力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
数理科学「数理科学基礎演習、数学基礎理論演習」
総合科目D「環境物質科学」
総合科目E「振動・波動論、有機反応化学、化学平衡と反応速度、分子生命科学、動物科学、植物科学」
総合科目F「ベクトル解析、常微分方程式、微分積分学続論、解析学基礎」

学科公式サイト

東京大学大学院理学系研究科化学専攻 理学部化学科

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生物化学科

東京大学理学部生物化学科(通称「生化(せいばけ)」は、生命現象の普遍的メカニズムを分子・遺伝子レベルで解明・理解せんとする学科である。本拠地は理学部3号館。浅野の奥深くにある。理科全類に対して指定科類枠がある。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、生物化学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

要求科目

文科全類(計20 or 21単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学
【力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学】から4科目
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
総合科目E【物質科学】【生命科学】の科目(特に「分子生命科学」)
総合科目F【統計学】の科目

学科公式サイト

東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻

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生物情報科学科

東京大学理学部生物情報科学科(通称「生情(せいじょう)」は、計算(ドライ)と実験(ウェット)の両方から生命の本質に迫る学科である。本拠地は理学部3号館。浅野の奥深くにある。理科全類に対して指定科類枠がある。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、生物情報科学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

要求科目

文科全類(計20 or 21単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学
【力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学】から4科目
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
総合科目E【物質科学】【生命科学】の科目(特に「分子生命科学」)
総合科目F【統計学】の科目

学科公式サイト

東京大学理学部 生物情報科学科

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生物学科

東京大学理学部生物学科、通称「理生(りなま)」は、生命現象の謎を解明する学科である。ヒトを含む多様な生物を対象に、分子から生態系レベルに至る様々な生命現象と、それを解析・統合・理解するための方法を学ぶ(学科サイトより)。本拠地は理学部二号館。安田講堂裏ではなく、赤門よりも南、懐徳門そばの建物である。

2011年度進振りから進振り制度・カリキュラムが一新され、従来の「動物学、植物学、人類学」の3コースを一括して募集するようになった。

3年次に「基礎生物学」を主として学ぶカリキュラムを選択すると、三崎の臨海実験所や小石川の植物園へ出向き、楽しくスケッチを。「人類学」を主として学ぶカリキュラムを選択すると、医学部生と一緒に楽しくヒトを解剖したり、遺跡を発掘したりできる。

定員・進振り底点推移

理学部生物学科の定員数の変化と、各科類から理学部生物学科に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理科 理科文科 理科文科
2016 20 12 2 6 72.072.0 66.8
2015 76.876.8 72.3
2014 77.877.8 71.0
2013 76.176.1 67.9
2012 75.375.3 68.6
2011 77.077.0 70.3
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類 全科類 全科類
理一理二理三 文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 12 11 16
2015 210 2 211
2014 12 2 29
2013 111 2 110
2012 12 2 6
2011 12 2 7
コース 年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類 全科類 指定科類 全科類
理科 理科 文科理科 文科理科
動物学 2010 851 2 80.780.7 75.475.4
2009 851 2 81.881.8 72.472.4
2008 851 2 78.278.2 74.674.6
植物学 2010 851 +2+ 65.065.0 0.00.0
2009 851 2+ 65.065.0 63.763.7
2008 851 2+ 64.464.4 50.650.6
人類学 2010 421 1 73.873.8 72.772.7
2009 421 1 75.475.4 76.576.5
2008 421 1 79.379.3 x71.0

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ) +:第一段階の余りが第二段階に回された

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、生物学科への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

理学部生物学科(りなま)は、2011年度進学振分けから制度が一新され、従来の「動物学、植物学、人類学」の3コースを一括して募集するようになった。どうしてこうなったのかは各自で考えてもらいたい。

りなまを志望するのは大抵理科二類生なので、指定科類枠は当然理二に……と思いきや、理科全体に指定科類枠が設けられている。よって、りなまへの進振りに必要な点数は理一でも理二でも同じになる。

しかしながらカリキュラムを見ると、理一は物理に重点を置くカリキュラム。理二は生物に重点を置くカリキュラムとなっているので、りなまに進学したい場合には、理科二類に入っておくのが好ましいだろう。

要求科目

文科全類(計20 or 21単位)
「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」or「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」
数理科学基礎、微分積分学、線型代数学
【力学、電磁気学、「熱力学 or 化学熱力学」、構造化学、物性化学】から4科目
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

全科類
総合科目E【物質科学】【生命科学】の科目(特に「分子生命科学」)
総合科目F【統計学】の科目

学科公式サイト

東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 ・理学部生物学科

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