東大農学部

東大農学部の本拠地は弥生キャンパス。ドーバー海峡を挟んで本郷キャンパスの北方にある。また、演習林や牧場、水産実験場などの附属施設も多数所有している。自給自足の生活が行われているとみられ、出席すると野菜が配られる授業もある。

理科二類に指定科類枠の多くが設けられている。

学科(専修)一覧

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生命化学・工学専修

東京大学農学部 応用生命科学課程 生命化学・工学専修は「お酒を作るために生まれてきた(ような)」学科である。通称「農2(のうに)」。昔の進振りで「農学部二類」と呼ばれていたことに由来する。

東大のもやしもん学科であり、特に日本酒に関する知識が豊富。A. oryzae や S. cerevisiae が見えるようになるかも……?

専修紹介(公式サイトより)

専門分野としての生命化学・工学専修は、百年以上の歴史と伝統をもつ農芸化学科が、時代の趨勢と要求により適合するよう現代的に生まれかわった専修です。そして本専修が基盤とする学問はバイオサイエンスです。

バイオサイエンスとは、動物、植物、微生物などの生命の仕組みを化学的、生物学的に、そしてしばしば分子レベル、原子レベルで解明する学問です。またバイオサイエンスとは、その技術的側面と成果を人類社会のために役立てようという姿勢を強調したバイオテクノロジーとも密接に関連します。高度のバイオテクノロジーこそ、迫りつつある食糧危機、エネルギーの枯渇、環境条件の悪化、そして健康の障害といった現代社会の大問題を技術的に解決しうる大本命なのです。ヒトを含め数々の生物のゲノムが解明され、生命に関する情報量が一気に増えるとともに、その方法論も大きく変革しています。21世紀に突入して、バイオサイエンス、バイオテクノロジーは、ますます社会的重要度を増しています。

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、農2への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

要求科目

文科全類(計3 or 4単位)
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ or 総合科目E「現代生命科学」
【「基礎実験Ⅰ、基礎実験Ⅱ、基礎実験Ⅲ」から2科目】or【 「基礎物理学実験、基礎化学実験、基礎生命科学実験」から2科目】

要望科目

なし。

専修公式サイト

東京大学農学部生命化学・工学専修 概要

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農業・資源経済学専修

東京大学農学部 環境資源科学課程 農業・資源経済学専修は、「農業や資源を広く経済の中で位置づけ、農業、食料、資源、開発等に関わる諸問題を社会科学的に分析し、実態の解明と問題解決のための方法と手段を導く能力を養いつつ、この分野における研究水準の向上に資する研究者等、社会に貢献度の高い人材を育成する」専修である(専修紹介より)。「農経」や「農業経済」などの略称で呼ばれることも。

定員・進振り底点推移

農業・資源経済学専修の定員数の変化と、各科類から農経に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類枠 指定科類枠
理科文科 理科文科 理科文科 理科文科
2016 29 14 6 6 3 70.077.5 66.775.5
2015 69.673.1 67.271.0
2014 71.678.1 69.152.6
2013 70.676.9 67.073.3
2012 68.172.9 67.172.7
2011 71.972.8 71.372.1
2010 69.877.2 66.171.5
2009 68.969.3 68.868.4
2008 67.164.9 73.368.1
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 指定科類枠
文一文二文三理一理二理三 文一文二文三理一理二理三
2016 1514 326
2015 24311 1416
2014 24311 219
2013 15212 2315
2012 2414 256
2011 142410 226
2010 15113 1226
2009 33311 5124
2008 4214 416

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ)

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、農経への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

農業経済は、農学部の中では珍しく文科各類から指定科類枠を設けている専修である。進学枠は理科各類からの方が多いが、進振り底点は文科からの方が低くなった年も見られる。

実際の進学者も文理がほどよく交じり合った感じになっており、口先だけで文理融合を掲げる学科よりもよっぽど文理融合を達成している専修と言えるかもしれない。

進振りの各段階における最低点を見ると、第一段階と第二段階であんまり差がないばかりか、年によっては第二段階の方が点数が高くなっている年も見られるので、志望に当たっては十分注意されたし。

要求科目

なし。

要望科目

理科全類
総合科目C「政治経済学、現代経済理論」
文科全類
社会科学「経済Ⅰ、経済Ⅱ」

専修公式サイト

東京大学大学院 農業・資源経済学専攻

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獣医学専修

東京大学農学部 獣医学課程 獣医学専修は、要するに獣医学科である。略称はもちろん「獣医」。

獣医学専修は「動物と人類のよりよい関係を構築し、両者の健康と福祉の向上を図るために、獣医学の基礎科学と応用技術を習得し、もって動物の生命現象と病態を理解し、動物医療と公衆衛生に貢献する人材を育成する」専修である(専修紹介より)。

定員・進振り底点推移

獣医学専修の定員数の変化と、各科類から獣医に行くために必要だった最低点数の推移。ただし、定数に関しては、実際の進学者数が定数を上回ることもある。

年度 定数 科類別必要最低点数
合計 第一段階定数 第二段階定数 第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠
理二 理二 理二理一三・文科 理二理一三・文科
2016 30 19 3 8 71.271.2 46.7x
2015 74.375.2 71.2x
2014 73.275.2 67.2x
2013 74.774.7 65.3x
2012 76.676.6 75.5x
2011 77.177.1 72.9x
2010 74.378.5 71.6x
2009 78.678.6 73.5x
2008 80.480.4 74.9x
年度 科類別進学者数
第一段階 第二段階
指定科類枠 全科類枠 指定科類枠
理二 文一文二文三理一理二理三 理二
2016 19 111 6
2015 19 21 8
2014 19 3 9
2013 19 21 7
2012 19 12 8
2011 19 12 8
2010 19 12 8
2009 19 12 8
2008 19 12 8

<凡例> x:募集なし 赤字:底割れ(定員割れ)

進振り底点推移グラフ

進振り第一段階と第二段階を合わせて、獣医への進学には何点が必要だったのか、を見やすくしたグラフ。

▼:底割れ(定員割れ)

獣医に進学したい場合には、なんといっても理科二類である。進振り第一段階と第二段階の両方に指定科類枠が存在するからだ。カリキュラムも生物寄りであるから安心だ。

理二以外の科類から全科類枠を用いて獣医に進学したい場合には、第二段階には枠が存在しないので、必ず第一段階で志望すること。

要求科目

文科全類(計1 or 2単位)
生命科学 or 生命科学Ⅰ or 生命科学Ⅱ

要望科目

なし。

専修公式サイト

東京大学大学院獣医学専攻・応用動物科学専攻(兼担)

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