東大後期・総合科目Ⅰ対策
総合科目Ⅰは、東大後期最後の試練、英文要旨要約と自由英作文の試験である。
出題形式については下の表を参照。
対策としては、前期が終わってから、毎日きちんと英文を読む! 音読もする! 長い自由英作文を書く!
総合科目Ⅰを攻略せよ!
- 総合科目Ⅰ・出題傾向
- 総合科目Ⅰ・とにかく英文を読む!
- 結局、総合科目Ⅰへの対策としては
総合科目Ⅰ・出題傾向
英文要旨要約と自由英作文が出題される
英文要旨要約問題は、東大英語(前期)1Aの数倍の量を書かなくてはならないが、その分英文も長いので、(慣れは必要だろうが)特に問題はないだろう。ただし、稀に出題される英文を英語で要約する設問は練習が必要かもしれない。
さて、問題は自由英作文である。とにかく英文を元にして自分の考えや意見を問うてくる問題が多い。100語程度で、自分の意見を英語で書く練習をしておかなければならない。なお、"As much as you can, avoid copying from the given text." という指示が付いているので、本文中の表現を別の表現に言い換えるテクニックも必要となってくる。
年度 | 設問 | 英→和 | 英→英 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
英文の長さ | 英文要旨要約 | 英文和訳 | 内容・理由説明 | 自分の考え・意見 | 英→英要約 | |||
2014 | 第1問 | 865語 | (1) | 70語 | ||||
(2) | 80~120語 | |||||||
(3) | 80~120語 | |||||||
第2問 | 655語 | (1) | 100~150字 | |||||
(2) | 80~120語 | |||||||
(3) | 80~120語 | |||||||
2013 | 第1問 | 938語 | (1) | 100~150字 | ||||
(2) | 70~100語 | |||||||
(3) | 80~120語 | |||||||
第2問 | 713語 | (1) | 45語 | |||||
(2) | 80~120語 | |||||||
(3) | 80~120語 | |||||||
2012 | 第1問 | 860語 | (1) | 99語 | ||||
(2) | 100~150語 | |||||||
(3) | 100~150語 | |||||||
第2問 | 1036語 | (1) | 200~250字 | |||||
(2) | 100~150語 | |||||||
(3) | 100~150語 | |||||||
2011 | 第1問 | 768語 | (1) | 200~240字 | ||||
(2) | 100~150語 | |||||||
(3) | 100~150語 | |||||||
第2問 | 701語 | (1) | 200~250字 | |||||
(2) | 100~150語 | |||||||
(3) | 100~150語 | |||||||
2010 | 第1問 | 720語 | (1) | 150~200字 | ||||
(2) | 50~70語 | |||||||
(3) | 100~140語 | |||||||
第2問 | 604語 | (1) | 200~280字 | |||||
(2) | 80~100語 | |||||||
(3) | 100~150語 | |||||||
2009 | 第1問 | 538語 | (1) | 140~160字 | ||||
(2) | 80~100語 | |||||||
(3) | 80~100語 | |||||||
第2問 | 794語 | (1) | 150~200字 | |||||
(2) | 80~100語 | |||||||
(3) | 80~100語 | |||||||
2008 | 第1問 | 342語 | (1) | 45~60語 | ||||
(2) | 80~100語 | |||||||
第2問 | 625語 | (1) | 41語 | |||||
(2) | 71語 | |||||||
(3) | 50語 | |||||||
(4) | 67語 | |||||||
(5) | 120~150字 |
総合科目Ⅰ・とにかく英文を読む!
東大の教科書を読む
『東京大学教養英語読本Ⅰ』は、2013年度から東大の1年生全員が受ける必修授業「教養英語」の教科書です。東大入学後には必ず読むことになるので、後期の勉強も兼ねて今のうちに買ってしまうのもアリかもしれません。
洋書(ペーパーバック)を読む
理28-285:大学への名無しさん:2009/03/03(火) 18:12:59 OrFaJd930
・英語
洋書読みます。問題自体はそこまで難しくはなさそうだけど、英語で書くっていうのがね…。
求められてるのは前期と同様、処理速度。ただ文章が理系だったので読んでて楽しかった。
そういえば、この一年でかなり英語が好きになったな。やっぱり読めるようになると楽しい。
受験勉強に押し殺されて、好きな本を読めないのが原因ですね。原因は文科省です。
Born on a Blue Day(編註:ちょっとサイズの大きい版はコチラ。どちらもペーパーバック。)っていう本が素晴らしかった。人生。
「ペーパーバックを読む」というのは、主に前期東大英語の第5問対策として有効な方法ですが、英文をとにかく読むという点において、総合科目Ⅰの対策としても有効でしょう。
結局、総合科目Ⅰへの対策としては
毎日英文に触れる
洋書(ペーパーバック)でも、ニュースの英文でも、東大前期の過去問でも、とにかくなんでもいいから「2週間英語を全く読みませんでした。てへぺろ☆」なんて状況を作らないこと。
やや長い自由英作文を書く練習を
『[自由英作文編] 英作文のトレーニング』など、東大前期の英語の勉強で使ったであろう自由英作文の参考書、その最後の方のページに「こんな長い語数指定の問題なんて、東大では出ねぇよwww」と言って、あなたがやらなかった問題がありますよね?(笑) それをやってください。その際、学校や予備校、塾など、身近にいる英語の先生に必ず添削をしてもらい、かつ、添削してもらった後に、それを見てしっかりと復習することで力がつくでしょう。
これくらいの語数の自由英作文は、東大生になった後に「英語二列」の授業で散々書かされることになるので、英語が苦手な人は、今のうちになんとかしておいた方がいいかと思います。東大生になってからだと、気軽に英文を見てもらう人も周囲にいなくなりますからね……。