東大受験生の共通テスト対策

東大受験生にとって、共通テストは通過点にすぎません。とはいえ、足切りを食らっては元も子もありませんし、東大二次とは傾向の異なる共テ独特の問題も出題されるので、それなりの対策が求められます。

目次

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共通テストの利用教科・科目

東大入試では、一般入試および推薦入試において、大学入学共通テストを受験する必要があります。

一般入試および推薦入試の双方とも、受験すべき科目は同じです。

一般入試において共通テストの成績は、第一段階選抜(足切り)に使用された後、900点満点を110点満点に圧縮され、二次試験の成績と合わせて最終的な合否判定に使われます。「一次:二次」=「110:440」=「1:4」です。

推薦入試において共通テストの成績は、最終的な合否判定のための評価手段の一つとして用いられます。

東大換算点とは

共通テスト東大換算点とは、英語R×(140/100) + 英語L×(60/100) を、小数点以下を切り上げて整数値(200点満点)にし(2021年度入試の得点開示より。募集要項等には明示されていない)、その他科目を足した900点満点共通テスト合計点のことです。詳細は以下の通りです。

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東大文系(文科各類)共通テスト必要科目

教科 科目 科目選択の方法 満点
地理
歴史

公民
「世界史B」
「日本史B」
「地理B」
『倫理、政治・経済』
左の4科目のうちから2科目を選択。
※「世界史A」「日本史A」「地理A」
 「現代社会」「倫理」「政治・経済」では受験できない。
200点
国語 『国語』 必須。 200点
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうちから1科目を選択。
※英語を選択した場合、英語R×(140/100) + 英語L×(60/100)を、
 小数点以下を切り上げて整数値(200点満点)にして使用する
(2021年度入試の得点開示より。募集要項等には明示されていない)。
200点
数学 『数学Ⅰ・数学A』 必須。
※「数学Ⅰ」では受験できない。
100点
『数学Ⅱ・数学B』
『簿記・会計』
『情報関係基礎』
左の3科目のうちから1科目を選択。
※「数学Ⅱ」では受験できない。
※『簿記・会計』・『情報関係基礎』は、
 高等学校または中等教育学校においてこれらの科目を履修した者、
 および専修学校の高等過程の修了(見込み)者しか受験できない。
100点
理科 「物理基礎」
「化学基礎」
「生物基礎」
「地学基礎」
(基礎なし選択も可)
左の4科目のうちから2科目を選択。
※ 理科3科目受験をした場合は、基礎つき2科目の点数を利用する。
※ 基礎なし2科目を受験した場合には、
 合計200点満点を100点満点に換算して利用する。
100点
以上、5(or 6)教科8科目(900点満点)を110点満点に圧縮。

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東大理系(理科各類)共通テスト必要科目

教科 科目 科目選択の方法 満点
地理
歴史

公民
「世界史B」
「日本史B」
「地理B」
『倫理、政治・経済』
左の4科目のうちから1科目を選択。
2科目を受験した場合は、第1解答科目の成績を合否判定に利用。
※「世界史A」「日本史A」「地理A」
 「現代社会」「倫理」「政治・経済」は利用できない。
100点
国語 『国語』 必須。 200点
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうちから1科目を選択。
※英語を選択した場合、英語R×(140/100) + 英語L×(60/100)を、
 小数点以下を切り上げて整数値(200点満点)にして使用する
(2021年度入試の得点開示より。募集要項等には明示されていない)。
200点
数学 『数学Ⅰ・数学A』 必須。
※「数学Ⅰ」では受験できない。
100点
『数学Ⅱ・数学B』
『簿記・会計』
『情報関係基礎』
左の3科目のうちから1科目を選択。
※「数学Ⅱ」では受験できない。
※『簿記・会計』・『情報関係基礎』は、
 高等学校または中等教育学校においてこれらの科目を履修した者、
 および専修学校の高等過程の修了(見込み)者しか受験できない。
100点
理科 「物理」
「化学」
「生物」
「地学」
左の4科目のうちから2科目を選択。 200点
以上、5教科7科目(900点満点)を110点満点に圧縮。

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共通テストの利用教科・科目(2025年度~)

2025年度入試、つまり2022年度に高1になる方が現役で受験する入試から、学習指導要領の変更を踏まえ、東大の共通テストの利用科目が変更されます。

新科目「情報」の受験が必須となる他、公民や数学などに変更が生じるため、ご注意ください。

東大文系(文科各類)共通テスト必要科目(2025年度~)

※ 必ず東大当局からの最新の発表でご確認ください。

教科 科目 科目選択の方法 満点
地理
歴史
『地理総合,地理探究』
『歴史総合,日本史探究』
『歴史総合,世界史探究』
左の5科目のうちから2科目を選択。
ただし、公民2科目選択は不可。
地理歴史から少なくとも1科目の選択が必須。

※「地理総合、歴史総合、公共」では受験できない。
200点
公民 『公共,倫理』
『公共,政治・経済』
国語 『国語』 必須 200点
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうちから1科目を選択。
※英語選択の場合、英語R×(140/100) + 英語L×(60/100)として使用。
 おそらく小数点以下は切り上げ(未確認)。
200点
数学 『数学Ⅰ,数学A』 必須
※「数学Ⅰ」では受験できない。
100点
『数学Ⅱ,数学B,数学C』 必須 100点
理科 「物理基礎」
「化学基礎」
「生物基礎」
「地学基礎」
(基礎なし選択も可)
左の4科目のうちから2科目を選択
※ 基礎なし2科目を受験した場合には、
 合計200点満点を100点満点に換算して利用する。

※ 理科の時間に基礎なし2科目+基礎あり受験をする場合、
 基礎なし2科目を第1解答科目とすることが必須であり、
 かつ基礎なし2科目の成績が利用される。
100点
情報 「情報Ⅰ」 必須 100点
以上、6(or 7)教科9科目(1000点満点)を110点満点に圧縮

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東大理系(理科各類)共通テスト必要科目(2025年度~)

※ 必ず東大当局からの最新の発表でご確認ください。

教科 科目 科目選択の方法 満点
地理
歴史
『地理総合,地理探究』
『歴史総合,日本史探究』
『歴史総合,世界史探究』
左の5科目のうちから1科目を選択。
2科目を受験した場合は、第1解答科目の成績を合否判定に利用
※「地理総合、歴史総合、公共」では受験できない。
100点
公民 『公共,倫理』
『公共,政治・経済』
国語 『国語』 必須 200点
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうちから1科目を選択。
※英語選択の場合、英語R×(140/100) + 英語L×(60/100)として使用。
 おそらく小数点以下は切り上げ(未確認)。
200点
数学 『数学Ⅰ,数学A』 必須
※「数学Ⅰ」では受験できない。
100点
『数学Ⅱ,数学B,数学C』 必須 100点
理科 「物理」
「化学」
「生物」
「地学」
左の4科目のうちから2科目を選択 200点
情報 「情報Ⅰ」 必須 100点
以上、6教科8科目(1000点満点)を110点満点に圧縮

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共通テストの目標点

一般入試

東大合格者の共通テスト平均点は、平年の難易度であれば、810点(90%)ぐらいです。よって、9割を目標ラインにしましょう。

なお、最終的な合否判定は、共通テスト900点満点を110点に圧縮し、ここに二次試験の点数(440点満点)を足して行われるため、万が一共通テスト本番でミスしてしまっても、二次試験での逆転は十分に可能です。とはいえ毎年、0.1222点差(要は共通テストの1点分)以下で不合格となる受験生が出ているのも事実。可能な限り取りこぼさないようにしたいところです。

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【足切り(第一段階選抜)】

一般入試では、共通テストの点数を使用して、第一段階選抜(通称:足切り)が行われます。

この第一段階選抜合格最低点(通称:足切り点)に達していない場合、二次試験を受験することができません。過去の足切り点推移は「第一段階選抜合格最低点(足切り点)推移」をご覧ください。

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【参考:東大合格者の共通テスト得点分布】

東大合格者の共通テスト点数分布(文系)【2021年度】

文系平均は811点でした。 東大合格者の共通テスト点数分布(理系)【2021年度】

理系平均は817点でした。

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推薦入試

推薦入試においては、共通テストの点数がメインではないとはいえ、平年の難易度であれば8割(720点/900点)は取りたいところです。

この8割という水準は、募集要項に「(大学入学共通テストは)入学後の学修を円滑に行い得る基礎学力を有しているかどうかを判断する観点から、概ね8割以上の得点であることを目安とします」といった記載があることに由来します。

実際には、共通テスト(旧センター試験)8割未満でも推薦入試の合格例はあり、8割ないと足切りされるというわけではないようですが、共通テストの点数も、提出書類・資料、面接等と合わせて、最終合格者を決定するための総合的な評価手段の一つであると募集要項に明記されていますので、点数が高いに越したことはないでしょう。

また、東大の推薦入試を受験する受験生は、多くの場合、東大の一般入試(前期日程)も目指すことになるかと思いますので、できれば、一般入試同様、9割を目標ラインに据えたいところです。

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共通テストの注意点

・選択科目を間違えないように!(数学Ⅰと数学Ⅰ・A等)

自分は冊子中程から始まる「数学Ⅰ・数学A」を解くんだと、試験開始前は頭の中で唱えておきましょう。

そんなの間違えるわけないじゃん、と思われるかもしれませんが、慣れてきた頃にうっかりやらかします!

本番でやらかすと精神的にもかなり追い詰められるので、本当に注意してください。

・定期的に、解答番号とマークシートの解答番号が合っているか確認する!

マークずれ防止(検知)用です。

飛ばした問題のマーク欄に、誤って次の問題の解答をマークしてしまった場合等にマークずれが発生します。

毎年、東大合格者の中にもマークずれを起こしてしまった方が見られます。

時々でいいので、解答番号の照合は行うようにしましょう。

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共通テスト対策の勉強法・参考書

本サイトで紹介する勉強法・参考書は一例です。ご自身の現在の学力や学校・塾の授業進度等に応じて、適宜調整ください。

いつから共通テスト対策を(本格的に)すべきか

セオリーは12月頃からです。文系の理科基礎と理系の地歴公民は、夏頃からぼちぼち覚え始めた上で、その他科目も含め、12月頃から徐々に共通テストに特化した勉強の比率を引き上げていき、本番2週間前ぐらいには共通テストの勉強の比率を8~10割ぐらいにする、というのが基本線かと思います。

もちろん、共通テストに不安がある場合は、早めに共テ対策を始めてもよいですし、逆に足切りの恐れが万一にもない場合には、二次試験の比率を増やしてもよいでしょう。

東大入試は、一次試験(共テ):二次試験の比率が1:4となっており、二次試験の比率が大きい配点になっています。足切りにかからない程度に得点が確保できる状態であれば、共通テスト直前期でも二次試験の勉強を多少はやっておきたいところです。

ただし、後期日程試験(東大は後期日程がないため、後期を受験する場合は他大を受験することになります。)を受験する場合や、私大の共通テスト利用入試等を併願予定である場合には、共テもそれなりの得点を確保する必要があるでしょう。

ご自身の大学の併願予定、これまでの共通テスト型模試の感触、学校・塾の授業カリキュラム等に応じて、共通テスト対策をいつから始めるかを決めてください。

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共通テスト「地理歴史・公民」対策おすすめ参考書

文系:二次試験で選択する地歴2科目を共通テストでも選択しましょう。二次試験の論述対策を行いながら、知識の定着のため共通テストの勉強を並走する、という勉強法がおすすめです。

理系:まず、「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」の中から1科目を選択しなければなりません。基本的には、一番好きな科目(暗記が苦でない科目)を選べばいいと思います。

暗記量は、独断と偏見で記せば、世界史>日本史>倫理政経>地理、の順かと思われます。ただし地理は一番暗記量は少ない一方で、高得点(満点近く)を安定して取るのがやや難しいという特徴があります。

共通テスト「世界史B」対策おすすめ参考書

時代と流れで覚える! 世界史B用語 (シグマベスト)

世界史の必須知識が大変分かりやすくまとまった参考書です。

見開き2ページ構成で、左側ページの「時代と場所をつかむ」にてそれぞれの時代の全体像を把握し、右側ページの「流れで覚える」にて短文・空所補充のまとまった文章を読みながら歴史用語を覚え、知識の定着を図るという構成になっています。

大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる本

「黄色本」と呼ばれる、共通テスト世界史Bの定番参考書です。

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共通テスト「日本史B」対策おすすめ参考書

時代と流れで覚える! 日本史B用語 (シグマベスト)

日本史の必須知識が大変分かりやすくまとまった参考書です。

見開き2ページ構成で、左側ページの「時代をつかむ」にてそれぞれの時代の全体像を把握し、右側ページの「流れで覚える」にて短文・空所補充のまとまった文章を読みながら歴史用語を覚え、知識の定着を図るという構成になっています。

大学入学共通テスト 日本史Bの点数が面白いほどとれる本

「黄色本」と呼ばれる、共通テスト日本史Bの定番参考書です。

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共通テスト「地理B」対策おすすめ参考書

大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本

「黄色本」と呼ばれる、共通テスト地理Bの定番参考書です。

文字が多すぎて辛いという方は、次の「村瀬本」が読みやすいかと思います。

村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編 (大学受験プライムゼミブックス)
村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編 (大学受験プライムゼミブックス)

写真やイラストが多く、読みやすい参考書です。

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共通テスト「倫理、政治・経済」対策おすすめ参考書

大学入学共通テスト 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本

「黄色本」と呼ばれる、共通テスト倫理政経の定番参考書です。

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共通テスト「国語」対策おすすめ参考書

共テ「国語(現代文)」対策おすすめ参考書

共テ現代文は得手不得手が出る試験です。

マーク式の問題であり、解答にあたってのコツがあるにはあるのですが、万人が理解できるノウハウはおそらくないと思います。運良く学校や塾の教師の解法が自分にマッチすれば、特別な対策は必要ないのですが、マッチしなかった場合は、ご自身で自分に合った解法をしている参考書を探し出す必要があります。

以下には有名所の本を挙げますが、できれば書店に出向いて色々な参考書をパラパラめくってみて、自分に合った解き方をしている本を選んでください。逆にこの本のやり方は合わないなと思ったら、やり続けても無駄なので別の参考書に移りましょう。

きめる! 共通テスト現代文 (きめる! 共通テストシリーズ)

繰り返しますが、解き方が自分には合わないと思ったら、やり続けても無駄なので別の参考書に移りましょう。

短期攻略 大学入学共通テスト 現代文 (駿台受験シリーズ)

同上。

漢字マスター1800+ 四訂版 (河合塾シリーズ)

漢字対策の定番本です。漢字が不安な方におすすめです。

なお、東大では二次試験の国語でも漢字の書き取り問題が出題されます。難しい問題は出ないので、無対策でもよいかとは思いますが、不安な方はこの本一冊ぐらいはやっておきましょう。

読み解くための現代文単語(評論・小説) (シグマベスト)

現代文用語対策の定番本です。

もし現代文の用語が何言ってるのかさっぱり分からないという場合には読んでおきましょう。

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共通テスト「国語(古文・漢文)」対策おすすめ参考書

共テ古文・漢文は、二次国語(古文・漢文)の勉強をしていれば、特別な対策は必要なく、過去問・模試のみで十分かとは思います。

ただ不安なので参考書1冊ぐらいやりたいという受験生は、定番ですが、以下の参考書あたりをどうぞ。ただし、現代文同様、自分には合わないと思ったら別の参考書に変えてください。

きめる! 共通テスト古文・漢文 (きめる! 共通テストシリーズ)

単語・文法等は、二次試験対策で(軽くは)さらっているものとします。

新ゴロで覚える古文単語革命645

古文単語帳については、基本的に、学校や塾で配られたであろう単語帳を仕上げれば問題ありません。

どうしても配られた古文単語帳が合わない、別の単語帳をやりたい、という方は、語呂合わせ主体のこの単語帳あたりはいかがでしょうか。ただし語呂合わせ系の単語帳は、感性が合うかどうかで好き嫌いが分かれるので、試し読みをおすすめします。

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共通テスト「英語」対策おすすめ参考書

共通テスト「英語R(リーディング)」対策おすすめ参考書

2021年度入試において、東大合格者の英語R平均点は、97点(100点満点)でした。東大合格者の約4割は英語Rで100点満点を確保しており、1ミスが平均となっています。英語弱者には厳しい試験です。

時間が足りない、もしくは英語アレルギーの方は、以下の参考書等のみならず、とにかく毎日英文を読んで、英語長文に対する苦手意識を払拭したいところです。

正直、英語Rにあまり近道はありません。諦めて、英語長文を毎日読んで慣れましょう。

大学入学共通テスト 英語[リーディング]の点数が面白いほどとれる本

センター過去問の中から良問を厳選した演習書です。

ある程度は英語Rが解けている受験生向けです。読解力の向上が期待できます。

英語リーディングが苦手で、正直どう解いたらいいかも分からないという方は次の参考書をおすすめします。

きめる! 共通テスト英語リーディング (きめる! 共通テストシリーズ)

プレテスト各問の傾向分析・対策法の解説が、丁寧かつ分かりやすく行われている参考書です。

英語Rがやや苦手という受験生向けです。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

共テ英語Rより難易度は上がりますが、演習量を確保したい場合は、過去問・模試・予想問題の他、TOEICの長文問題も選択肢に入るでしょう。

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共通テスト「英語L(リスニング)」対策おすすめ参考書

2021年度入試において、東大合格者の英語L平均点は、87点(100点満点)でした。

他ではあまり見かけない出題形式が取られている問題もあり、なかなか対策が難しい試験です。

二次試験の英語リスニング対策を主体で進めつつ、息抜きとして、過去問・模試・予想問題等を使って共テ英語L型の問題を解くのが、個人的なおすすめです。

なお、二次英語リスニングの配点は30点(推定)ですが、共通テスト英語Lの得点は 100×(60/100)×(110/900)=7.3333点満点まで圧縮されます。

大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本

二次英語リスニング対策に飽きた方はどうぞ。

なお、修正されていなければ、Kindle版の音声ダウンロードページは(目次とは違う)272ページにあります。

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共通テスト「数学」対策おすすめ参考書

二次試験の数学とは別物なので、二次数学が苦手という方も、共テ数学は満点が狙えます。

ただし、共テ数学は時間勝負です。時間内に解き終わらないという方は、いわゆる「1/6公式」などの公式も駆使して、とにかく解答を高速化する必要があります。

共通テスト「数学1A・数学2B」対策おすすめ参考書

共通テスト・穴埋め対策必勝マニュアル/数学1A 2021年受験用
共通テスト・穴埋め対策必勝マニュアル/数学2B 2021年受験用

共通テスト数学の解答を高速化するため、「1/6公式」などの共通テスト用裏技公式をまとめた参考書です。点数が伸び悩んでいる受験生はぜひ利用してみるとよいでしょう。

ただしこの裏技マニュアル本は、最低でもチャート式などの基本的な参考書を解いて、基礎固めをしっかりしている場合に限り有効です。時間をかければ解けるけど解く時間が足りない、という段階にまで達してから、本参考書は使用してください。また、演習は過去問や模試でしっかりと行なってください。

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共通テスト「理科」対策おすすめ参考書

理系:二次試験で選択する理科2科目を共通テストでも選択しましょう。二次試験の勉強をしていれば、おそらく過去問・模試・予想問題等を解くだけで十分かと思われます。もし共通テストの問題が全く手につかないようであれば、学校で配られたであろう『セミナー』や『重要問題集』などの基礎的な問題集をやり直すべきです。

文系:まず、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の中から2科目を選択しなければなりません。基本的には、好きな科目(暗記・計算が苦でない科目)を2つ選べばいいと思います。

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共通テスト「物理基礎」対策おすすめ参考書

橋元の物理基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

文系の初学者向けです。

物理基礎の参考書の中では分かりやすい方かと思いますが、抽象的で頭に入ってこないという場合には、次の参考書をおすすめします。

きめる! 共通テスト物理基礎 (きめる! 共通テストシリーズ)

会話形式で内容が進んでいくので、読みやすい参考書です。

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共通テスト「化学基礎」対策おすすめ参考書

鎌田の化学基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)

文系の初学者向けです。

ポイントがよくまとまっているので、知識の整理目的に使うとよいでしょう。

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共通テスト「生物基礎」対策おすすめ参考書

田部の生物基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)

文系の初学者向けです。

分かりやすくまとまっている参考書なのですが、口語体の解説が独特で、合わない人はとにかく合わない参考書です。読んでてイライラするという人は、次の参考書をおすすめします。

きめる! 共通テスト生物基礎 (きめる! 共通テストシリーズ)

イラスト多めで、分かりやすく要点がまとまっています。

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共通テスト「地学基礎」対策おすすめ参考書

青木の地学基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

文系の初学者向けです。

教科書と資料集だけではよく分からないという方向けです。要点がよくまとまっています。

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勉強法・参考書まとめページ一覧

順次更新予定です。

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